皆さまこんにちは。
最近、Game of Thronesという海外テレビ番組にはまってしまい、気がつけば1日が終わっているAn Explorerです。
なんとシーズンにして第8シーズンもあるこのGame of Thronesの魅力に少し触れながら、英語学習に使えそうな海外テレビ番組をご紹介したいと思います。何度か更新予定なので、3作ほど紹介できればと思っています。一作目として選ばせていただいた作品は、Game of Thronesにいたします。
Game of Thrones
Thronesは王冠を意味します。直訳してみると、王座のゲーム。ニュアンスとしては王座取得合戦、みたいなイメージでしょうか。私は2019/05/27現在、アマゾンプライムを利用して1シリーズ「7王国戦記」を全て見終えましたが、まさに王座をめぐる諸王達による王座をめぐる人間模様を描くシリーズとなっていました。ちなみにGame of Thrones、R15指定となっています。その理由は見ればわかるのですが、一話に一度は濡れ場があると考えて良いでしょう。娼婦がざらに登場します。なので公共の場で音量を大にして鑑賞すべきではありません。物語の雰囲気、ジャンルはダークファンタジー。シーズン1ではそれほど魔法や魔物といったファンタジーっぽい要素は影を潜めていましたが、シーズンを経るにつれて、いかにも魔物、怪物、がわんさか登場するような気配があります。とりわけシリーズ1で存在感を醸し出すのは、「ホワイトワーカー」と呼ばれる種族。種族と言って良いのかも、シーズン1を見ただけでは言い切れないのですが、単なる人ではないことは確かです。ゾンビなのか、ヒトなのか、未知なる生物なのか、シーズン2でその正体は暴かれるのでしょうか。とても気になります。
This Is Us
二作目は、アメリカのドラマ「This Is Us」です。先ほどのGame of Thronesがダークファンタジーな一方、This Is Usは心温まる人情ドラマといったところでしょうか。テーマは家族、友情、愛情、兄弟姉妹、仕事、失恋、などなど、普段の生活で私たち人間が体験するであろう様々なことが、素晴らしいストーリーで描かれています。2019年6月5日時点でシーズン3まで放送されているようですが、私はシーズン1を全て見終わりました。シーズン1だけで全18話あり、何度涙し笑ったことか…。英語学習としては、Game of Thronesに比べて、普段の日常生活で話されるセリフでストーリーが進んでいくため、This Is Usの方がより実用的かもしれません。普段、Your QueenとかYour Majestyなんて言わないですもんね…。
TOEIC785点所持者が海外ドラマを英語学習として用いるコツ
このあたりで少し、海外ドラマを英語学習に使用するために実践しているコツというか、意識すべきではないかと考えていることを書いてみようと思います。
私自身、字幕なしで全ての内容を理解することができるかというと、否、現状できておりません。上記に書いたGame of Thronesで話されている英語とTOEICや英検などで話されている英語は別物です。各種英語の試験で使用されている英語は、とても意識して比較的はっきりと綺麗に発音されています。一方、ドラマで話されている英語は、登場人物の気分や話し方、滑舌など、より現実で用いられる英語です。したがって、英語圏の国で長年英語を使用して生活していた、もしくはよっぽど学習した英語上級者でないと、なかなか字幕なしで聞き取り理解するというのは難しいことであると考えます。
英語をなんとなく聞き流し、字幕を見て内容を理解してはいけない
学校のカリキュラム、時間割に英語の科目があり、その科目をこなしてきた時間も考慮に入れてよいとするならば、かれこれ英語に触れて、時にはがっつり気合いを入れて学習してきてかれこれ10年以上が経つにもかかわらず、これほど英語力が伸びていないと感じるのはなぜなのか。その理由を思い浮かべた時に思いあたる私的理由上位にランクインすることが、「英語をなんとなく理解せずに聞き流すこと」です。この、「なんとなく理解せずに」というところが味噌だと思っています。字幕映画を教材に使用する気で鑑賞する際は、この点に注意すべきでしょう。特に字幕映画の場合、字幕があることによって、音声ではなく視覚で字幕を捉え、字幕を読むことによって内容を理解してしまう傾向にあるでしょう。一見は百聞に如かず、という諺もあるように、ヒトは聴覚よりも視覚を優先しそう、ということは、なんとなく直感的に想像できると思います。なので、字幕映画を見る際の方法としては、字幕を消すことができれば字幕を消してまず一回見る。今度は英語字幕付きで見る。英語字幕付きで内容理解できれば、最後に再び字幕なしで見る。英語字幕付きで内容理解できなければ、時間があれば日本語字幕で一度見てみるのもよし、英語字幕で理解できなかった箇所の英語を、辞書等を使用して調べて理解に努めるのもよし。2週目以降に鑑賞する際大切なことは、「セリフの内容を理解する」ことです。教材として使用するドラマもしくは映画は、お気に入りのものが良いでしょう。すでに何回か見ていて、ストーリーをある程度理解することができているものであれば、内容理解に費やす時間を短縮することができるため、なお良いかもしれません。
注意点としては、最終的に字幕に頼らず音声で理解できるようになることです。フニャフニャっとした音声が流れてきても、ボソボソっとしたセリフであっても、「ああ、このセリフはこういうフレーズだったな」くらいの認識ができるくらいが理想的だと思います。
海外ドラマを利用した学習方法は、あくまで娯楽として行う
あくまで娯楽として、という意味は、この学習方法を、日頃の学習の中心に位置付けてはいけない、ということです。もしあなたが何らかの英語の試験を受験して高得点を狙うため勉強に励んでいるとすれば尚更、海外ドラマや映画を教材とした学習はサブとして行うことが望ましいでしょう。TOEICならTOEICの、英検なら英検の、IELTSならIELTSのハイスコアを取得するためにより有効な学習方があると思います。人生の大部分を日本で暮らしている私自身、今だに最良の方法を見つけるべく奮闘中でございます。多少しっかり使用したい場合には、聞き取れなかった箇所を聞き取れるまで何度も聞いてみるとか、聞き取れた後は一時停止機能を使ってセリフを真似してみるなど、少し工夫が必要です。理解して口を動かし自分のものにできて効果があると言えるでしょう。This Is Usも、Amazonプライムビデオでシーズン1を鑑賞することができます。