TOEICスコア700点以上取得までに行ってきたこと(中級者向け)
みなさんこんにちは。
今回は、私が700点台取得までに実践してきたことと、これまでの受験結果を見返して、これからすべきだと感じていることを記載します。これからすべきだと感じていることについては、私自身の反省点を踏まえたものですので、これからTOEICリスニング・リーディングテストの受験を考えている人にとって少しでも参考になれば幸いです。
また、この記事は随時、更新予定です。(最終更新日:2019年1月6日更新)
※中級者とは、英語学習に抵抗がなく、およそ英検3級〜準2級相当、TOEICスコア400点以上の学習者を想定しています。
結論:とにかく問題を解く
私の受験経験を踏まえて結論から先に述べてしまうと、とにかく過去問題集を何度も何度も時間を計って解くべきです。解き方にも、解いた後に反省や復習をするなど工夫が必要ですが、単語帳を使って単語を覚えたりリスニング教材を聞き流すよりはむしろ、とにかく何度も過去問題集にアタックし、どこが自分の苦手とするパート、セクションなのかを把握すべきです。私自身の経験上、できるだけ日常生活で英語を浴びていれば、自ずと英語力は身に付くと考えていましたが、日本で生活し、インプットアウトプット両方に関してそれほど英語を実践的に使用する機会がない場合においては、問題に数多くあたる方がより効果的だと考えています。
スコアアップに繋がらなかった学習法
私が実践してきたなかで、英語力の維持にはある程度効果があったと思われるけれど、スコアアップに繋がらなかった事例をいくつか書きます。
- 時間を図らずになんとなく過去問題集を解く
- 過去問題集のリスニングパートを聞き流す
- 英語学習用のPodcastを聞いてなんとなく勉強している気になり満足する
- 洋画を字幕ありで見てなんとなくわかった気になる
- 洋書を読んで満足する
ざっと5つ挙げてみましたがどうでしょうか。1〜3については、少し工夫すれば修正できたと思います。例えば1なら時間をきちんと図る。2ならきちんと理解した後に聞き流し、聞くと同時にシャドーイング(実際に発話せずとも頭の中で暗唱でも可)する。3ならスクリプトも用意して理解しながら聞く。ただ、4や5は、ビジネス関係の映画や本なら少しは効果があるかもしれませんが、TOEICの問題志向とかけはなれている内容だと、なかなか直接的なスコアアップには繋がらないと思います。私もヘミングウェイの『老人と海』を洋書で読んで満足し、受験前にろくに対策しない時期がありましたが、英語力とTOEICを解ける力は似て異なるものだと考えるべきでしょう。
また、1〜5に共通して注意すべきことがあります。それは、なんとなく分かったような気になることです。なんとなく理解していると思っていても、テスト本番で力を発揮できるまで理解が及んでいなければ、ハイスコアは望めません。
まずはどんなテストなのかを知る
まずは敵を知れ。どのようなテストなのか、まずはTOEICリスニング・リーディングテストがどのようなテストなのか調べましょう。手っ取り早い方法は市販の過去問題集を使用して解いてみることです。様々な過去問題集が出回っていますが、まずは公式の過去問題集から解いてみるとよいでしょう。
TOEICを運営している運営組織であるIIBC:The Institute for International Business Communication)から公式問題集が販売されています。
自分の現状を知る
過去問題集を解いて点数を把握しましょう。過去問題集によっては、スコア換算表が付いていますので、換算表が付されているものが良いです。回答後に自分の点数を把握し、リスニングセクションとリーディングセクションのどのパートが苦手なのか知りましょう。はやり苦手とするパートを重点的に練習すると、効果的な学習ができますし、過去問題集を解いてなんとなく英語のシャワーを浴びているよりは、短時間でスコアアップを図ることができると思います。
TOEICリスニング・リーディングテストには、全部で7つのパートがあります。私の現状はというと、パート7の問題を全て解ききれたことはなく、毎回後半の10〜20問近くはサイコロでマークシートを塗りつぶしています。それでも785点は取得できるのです。
とにかく過去問題集を時間を測って何度も回答すべき(仮説)
おおよそ英語学習に抵抗がない学習者であれば、何度も時間をきちんと計って回答する、そして間違えた設問を復習する。その後、苦手なパートを重点的に学習する。そして最終的には時間内に全ての設問を解き切ることのできる力を身につけることができれば、ハイスコアを狙うことができるのではないかと仮説を立てています。時間内に解き切る、というのも、正答率を上げつつ、ということになるので、一朝一夕とはいかないかもしれませんが、コツコツ地道に且つ戦略的に、取り組んでいきましょう!
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